おはようございます。
通告に従い質問いたします。気軽に楽しめる
ボルダリング設備を。
ボルダリングは、ここ数年で耳にする機会が増え、メディアでも多く取り上げられています。今年の
東京オリンピック種目には
ボルダリングをはじめ三つの
クライミング競技が追加され、
日本人選手も
メダル獲得の活躍をするなど、
スポーツクライミングは
盛り上がりを見せていると言えます。
中でも
ボルダリングは、他の
スポーツクライミング、リード、スピードと違って比較的低い4メートル程度のウォールで行うので、マットが敷いてあれば安全のためのロープを使う必要はなく、専用のシューズと動きやすい服装であれば誰でも気軽に楽しめます。
ランニング、
ウォーキングや
スイミング等と同様に、日常生活での運動として取り込みやすい側面があります。
また、
ボルダリングは、腕や足の力だけでなく全身の筋力を使うので、体幹などのインナーマッスルが鍛えられたり柔軟性も高まったりと、シェイプアップしやすい体づくりに効果があります。体力の増進はもちろん、
知的戦略術も求められ、能力に合った難易度で挑戦しやすいことから、
シニア世代にも適したスポーツとされています。ホールド(ウォールに設置されたつかむための突起物)の配置の仕方や色分けでの
ルール決めによって初心者から上級者まで一緒に楽しめることもでき、
ボルダリングを通じて
世代間交流の機会が増えることにつながります。
これらのことから、子どもからシニアまでの幅広い層が
ボルダリングに親しむことは町民の健康維持・増進に大きく貢献するものと考え、町内の
公共体育施設等に
ボルダリングウォールの整備と振興策についての町の見解を伺います。
以上、御答弁よろしくお願いいたします。
6 ◯議長(高瀬博文君)
答弁を求めます。
福地隆教育長。
7 ◯教育長(福地 隆君)〔登壇〕
おはようございます。
気軽に楽しめる
ボルダリング設備についての御質問にお答えいたします。
ボルダリングは、我が国で今年開催された
東京オリンピック・パラリンピックで新たに採用された
スポーツクライミングという競技の中の種目で、その魅力は、動きやすい服装と専用のシューズのみで利用でき、子どもから高齢者まで、誰もが自分の筋力やペースに合わせて運動できる、1人でも気軽に楽しめる生涯スポーツであると認識しております。また、正式種目として追加されたことを契機に、全国各地で
屋内ボルダリングジムがオープンしており、十勝管内においても、幕別町や池田町、そして本年10月には帯広市内において、いずれも
民間事業者により開設されています。
山の岩場の斜面を人工的に模した
ボルダリングウォールは、
個人住宅向けや子ども用、大人用、ジム仕様など様々な用途に応じたものがありますが、民間のジムや公共施設などで使用しているものは、角度のついた高さ4メートルから5メートルの壁に、ホールドと呼ばれる色とりどりの突起物をちりばめたもので、一見簡易な造作のように見えますが、壁の角度やホールドの形状、位置など、施工には専門的で高度な技術が施されております。
今後公共で整備する場合は、初心者からエキスパートまで幅広く利用できるジム並みの設備の検討が必要であり、また、運営に当たっては、指導する
インストラクターや転落事故によるけがを未然に防止するための補助員の配置も必要になるものと考えております。
スポーツの分野において、新たな競技を普及し振興していくことも大切であることは理解しておりますが、例年、
スポーツ協会から既存施設の改修や新たな施設の整備などについての要望が数多くあるものの、残念ながらその全てには応え切れないのが現状であり、優先度の高いものから順次取り組んでいるところであります。
教育委員会といたしましては、
ボルダリング設備の整備や運営面などでの課題を考慮すると、町内の体育施設などへの整備については現状において難しいものと考えております。今後、この競技への関心の高まりや競技人口の推移などについて
スポーツ協会と情報を共有しながら注視してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。
以上、答弁とさせていただきます。
8 ◯議長(高瀬博文君)
答弁が終わりました。
新村裕司議員。
9 ◯18番(新村裕司君)
一つの
スポーツ競技に特化したテーマということで上げさせていただきまして、唐突でもあり、一般質問の題材としてはどうかなというふうな思いもあったわけなんですが、しかしながら、
ボルダリングというスポーツの特性を考えていろいろ自分なりに調べさせていただいているうちに、一部の
競技愛好者のためだけということではなくて、年齢、性別問わず幅広い層に親しみやすいというような性質を持っているということが認識できたところでありまして、そういったことから、行政としても何かできることはあるのではないか、すべきではないかというふうに思ったところです。
答弁いただきましてありがとうございます。大体詳しく回答いただけたわけなんですけれども、答弁の内容によりますと、ハード面での整備に関することとなると、
スポーツ関係だけでも今各方面からいろいろな要望が上がっている中で、優先順位を踏まえながら順次考えていかなければならないということは私も十分理解しているところです。実際現段階では具体的な見解を示すことはハード面では難しいということになるかと思いますけれども、それでも
ボルダリングの価値というものをぜひ深く理解していただきまして、今後の振興策としてどういったことができるか、振興策のほうに期待をしていきたいというふうに思います。ですので、残りの時間ですけれども、
ボルダリングの魅力を幾らかでもお伝えできればといったことも含めながら幾らか再質問をお願いしたいと思います。
はじめに、町内における
ボルダリングをはじめとした
スポーツクライミングの愛好者または
愛好者団体等についてお伺いしたいと思います。私のほうで一応調べた限りでは、町内のほうではサークルだとか組織で取り組まれているという実態は特にないのかなというふうに認識はしておりますけれども、その点について、
スポーツクライミング、
ボルダリングを含め、愛好者について町のほうで押さえていることがありましたらお聞かせいただければと思います。
10 ◯議長(高瀬博文君)
加藤スポーツ課長。
11
◯スポーツ課長(加藤義徳君)
おはようございます。
今の御質問ですけれども、今まで
ボルダリングの愛好者のほうから設置についての要望があったのかというような御質問だと思いますけれども、まず、
教育委員会のほうに住民及び団体からの要望につきましては、昨年と今年、私もおりましたけれども、そうした設置してほしいとの要望は特になく、その前につきましても、話は数件あったものの、正式な要望はないと聞いております。
また、
ボルダリングの潜在的な利用者数につきましては、すみませんが私のほうでは特に利用者数は把握しておりませんが、ジムや関係者にお聞きした中では、町内の方で
ボルダリングをしている方はいらっしゃると聞いております。
以上です。
12 ◯議長(高瀬博文君)
新村議員。
13 ◯18番(新村裕司君)
少なからず愛好者はいるのではというような御回答だったかと思います。すみませんけれども、正直申しまして私のほうとしても、町内の愛好者は幾らかいるということは押さえていたわけなんですけれども、私のほうで直接愛好者さんの生の声をお聞きするというところまでは至らなかったわけなんですけれども、
スポーツ協会さんのほうに幾らかお話伺ったんですけれども、今御答弁にもありましたように、正式な要望という形では挙げたわけではないということですけれども、口頭での話の中で
ボルダリングの設備を求めるような話はこれまで何度かされたというようなお話は伺っておるところでございます。
しかしながら、表立った要望ということはまだないということですので、本町の
ボルダリングの振興策としてはまだスタートラインには立てていないというところなのかなというふうに感じております。ただ、潜在的な需要というのはもちろんあるのかなというふうに思いますので、今後何らかの形で調査研究のほうを進めていただければというふうに思います。
ボルダリングの魅力についてもう少しお話しさせていただければと思いますけれども、通告文のほうでも申し上げましたし、答弁のほうでもお示ししていただけたかと思いますけれども、いろんな魅力がある中で、大きく特に二つの項目について魅力を上げたいなというふうに思います。一つ目は、誰もが気軽に参加できるということであろうかと思います。お子さんからある程度高齢者の方まで、また、初心者から上級者の方まで、それぞれのレベルに合った課題が設定されているということで、幅広い世代が一緒に楽しめる、そういう特徴があります。また、現代の社会人が
運動不足解消や交流のツールとして、また、1人でも始められるスポーツとして、これまでは
ランニング、
ウォーキング、水泳、ジムでの
トレーニング、あとヨガなど、そういったことも人気のものではありますけれども、今後それに
ボルダリングも含まれるというふうに言われております。
また、もう一つの魅力としては、
基礎トレーニングとしての価値が高いのではというところであります。全身の筋肉を使うということでありますので、継続的に行うと体幹が鍛えられること、
柔軟性アップ、
ダイエット効果、ひいては体のゆがみを矯正する、ということは美容にもつながるということが上げられております。一つの
スポーツ競技としての魅力としても高いわけなんですけれども、
スポーツ全般の
基礎トレーニングとしても非常に有効性が高いのかなというふうに思っています。ですので、
ランニング、また
ウォーキング、様々な
基礎トレーニング施設と同様に、
ボルダリング設備も、できることであれば身近に存在することが望まれるのではないかというふうに思うわけです。そういったこともありますし、今年の
オリンピックでの効果ということもあり、全国的には、民間または自治体含め
ボルダリングの設備が整備されている事例も増えているということであります。
今回の質問では、ぜひ音更にも
ボルダリングの設備をということを考えたところですけれども、現状ではまだニーズの不透明感ということもありますし、一時的な
盛り上がりという可能性もなきにしもあらずではありますけれども、町で整備するという考えはまだ現状では持ち合わせていないという御回答をいただきました。ハード面での要望みたいなことが先行して申し訳ないわけなんですけれども、しかしながら、身近にできる設備がなければなかなか振興策も講じにくいということもあります。
今回の私の質問を受けて、ある程度
教育委員会のほうでも、本町にはどういった設備が望ましいか、もし仮に設置していただけるということであれば、もし仮に設置していただけるのであればどういった設備、答弁のほうにも幾らか御回答いただいておりますけれども、本町に望ましい
ボルダリング設備としてどういったイメージがあるか、その点について見解がありましたらもう少し詳しくお伺いしたいと思います。
14 ◯議長(高瀬博文君)
加藤スポーツ課長。
15
◯スポーツ課長(加藤義徳君)
それでは、簡易な
ボルダリングウォールの設置についてどうなのかというところも含めまして、うちの
教育委員会のほうの考えとしては、
ボルダリングは、挑戦と失敗を繰り返してゴールまで到着する競技で、難しい課題を制覇したときの達成感を味わうのが醍醐味と考えております。簡易なものを設置するということは、最初は珍しく、利用者がいるということでありますが、何回か利用した後に飽きてしまうというようなお話も聞いてございます。そういう中で、町で設置する場合には、答弁でお答えをさせていただいたような民間のジム並みの設備が必要だと考えております。
以上です。
16 ◯議長(高瀬博文君)
新村議員。
17 ◯18番(新村裕司君)
どうせ整備していただけるのであれば、整備することになるのであれば、民間と同等のすばらしい設備というような回答もいただきました。その辺については、十勝圏域でどれぐらいの需要があるのかとか、その辺も含めて精査しながら考えていかなければならないのかなというふうに思いますけれども、答弁のほうでもありましたとおり、十勝管内でも、今のところ民間のほうだけでしょうか、設備が整備されております。
民間で整備する場合と公共で整備する場合と幾らか意味合いが変わってくるのかなと思う部分もあるわけで、それはどういったことかというと、ある程度対象というか、民間で設置するジムの場合は、その対象者が、ある程度愛好者の比率が高くなるのかなというような思いもあります。その反面、逆に公共で整備する設備となると、本当に子どもさんから、初心者でも気軽に体験しやすいような設備が、公共で設置する設備にはそういったことが望まれるのかなというふうに思います。もちろん安全の面では両方、民間でも公共でもかかわらず、最大限の安全面の配慮は必要かなというふうに思います。
いずれにしても、今回
ボルダリング設備については具体的なことはお示しできないということでありますけれども、ニーズが不透明であるということで、当然ではあろうと、そういった思いもある反面、これまで共有させていただいた
ボルダリングの価値を町としても理解深めていただけるのであれば、町のほうとしてもニーズを獲得していく姿勢も見せていただけることが一つ必要なのではないのかなというふうに提言させていただきたいと思います。
それでは次に、町内に施設があるなしにかかわらず、
ボルダリングの振興策というのはいずれにしても進めていくべきではないのかなと思いますけれども、もちろん町内に設備がなければ町外の施設を利用させてもらってということが前提となろうかと思いますけれども、現状で町のほうで考えておられる振興策についてどのようなことありますか。ありましたらお願いしたいと思います。
18 ◯議長(高瀬博文君)
加藤スポーツ課長。
19
◯スポーツ課長(加藤義徳君)
それでは、町のほうの振興策についてどうかという御質問だと思いますけれども、今のところ特に振興策は今までは持っていないところでございました。でも、今後、
総合体育館の
指定管理者が事業において実施しております
チャレンジスポーツ教室などといった事業において、子どもの方を対象ですけれども、こちらのほうの
インストラクターの指導により
ボルダリングに関する教室等を実施できないか、これから相談していきたいと考えております。楽しめる
ボルダリングの振興に努めていきたいと思っております。
また、大人の方につきましても、ある程度の人数、希望者が10名程度もしおりましたら、
スポーツ協会ともお話、相談をさせていただいた中で、
スポーツ課のほうで、ジムなどをお借りしまして
ボルダリング教室などを実施していければと考えております。
以上です。
20 ◯議長(高瀬博文君)
新村議員。
21 ◯18番(新村裕司君)
今の御答弁で、今回質問したかいがあったのかなというふうに思っています。振興策として一歩進めていただきながら、そうすることで町内の需要がどれぐらいあるものなのかというのがだんだん分かってくるとも思いますし、それによっては町内での施設の必要性ということも見えてくるのかなというふうに思います。
先月、私たち会派のほうで本州のほうのスポーツ施設視察させてもらったんですけれども、そこはメインは
スケートボードのアリーナだったんですけれども、同時に
ボルダリングのコーナーも設置されていて、それも、先ほど申し上げたとおり
基礎トレーニングの一つとしての
ボルダリング場という意味合いもあるんでしょうけれども、実際コロナ禍であっても、可能な時期には
ボルダリングのコーナーも結構な利用はあったというような資料をいただきました。圧倒的に利用者は小中学生の子どもさんが多いようでしたけれども、これまでお話あげさせていただいたとおり、基本的に世代を問わず取り入れやすいスポーツということは間違いないのかなというふうに思います。
いろいろ情報を探して見てみますと、
ボルダリングに関して、80歳以上の高齢者の方も挑戦しているというような動画も見つけたりしました。また、NPO法人などが視覚障がいや発達障がいを持つ、障がいを持つ方に対してあえて
スポーツクライミングというようなことをしてもらっているというような、そういったお話も見つけました。当然そういった場合には周囲の
サポート体制、より万全なものにしていかなければならないかというふうに思いますけれども、今後振興策として今御答弁あったとおり一歩進めていただけるというようなお話で、その点についてはとてもうれしく思っているんですけれども、そこで、高齢者や一部障がいを持たれる方についてもどのような機会を与えていただけるのか、現状で御見解があればお伺いしたいというふうに思います。
22 ◯議長(高瀬博文君)
重松生涯
学習担当部長。
23 ◯教育部生涯
学習担当部長(重松紀行君)
ボルダリングの競技について、高齢者、それから障がいのある方の利用についてでございますけれども、私ども、御質問がございましてから帯広のジムのほうに出向きましていろいろと関係者の方からお話聞きましたところ、先ほど議員がおっしゃいましたとおり、御高齢者の方も、それから精神に障がいのある方、知的障がいのある方も使っているということで、
筋力トレーニングになるし、そういうコミュニティで皆さんが集まって競い合う、そういうことが豊かな心の醸成等を育むことができるということでございまして、ただ、
ボルダリングって、気軽に取り組めるスポーツということでございますけれども、そのジムの方にお聞きしましたら、4メートルぐらいの高さがあるものですから、例えば筋力が、骨格がちゃんと備わっていない
お子さんたちが4メートル登ってそのまま飛び降りたりなんかするとやはりけがの心配があるということで、人がついて見守った中でやらなければならない。
それから、高齢の方についても、やはり滑って落ちると骨折等の心配があるということでございますので、その辺の安全が担保できれば、そういった御高齢の方ですとか、あと障がいをお持ちの方について、そういった振興はできるとすればやっていきたいとは思いますけれども、何せ町内に今施設がない状況でございますので、その辺については今後方策は考えたいとは思いますけれども、なかなか難しい部分があるのかなというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
24 ◯議長(高瀬博文君)
新村議員。
25 ◯18番(新村裕司君)
実際には高齢者あるいは障がい者の方で自ら挑戦したいという意思を示していただける方はなかなか難しい部分もあるのかなと思いますけれども、だからといってそういった機会をなくしてしまうのは社会的な損失が大きいのかなというふうに思いますので、今、部長の御答弁でも、可能な限りそういったことも対応はしていきたいというような旨の御回答だったかなというふうに思いましたので、ひとつ安心いたしました。そういったことから、そういう福祉的な面もあるのかなというふうに思いますので、そういったことを考えるとやはり公共の施設での整備ということも意味が出てくるのかなというふうに思っているところです。
それでは、この際、
ボルダリングに限らず、
スポーツ全般の振興について少し伺えればと思いますけれども、スポーツは近年、多様化あるいは高度化、専門性も高い種目も増えつつあり、時代とともにトレンドやはやりみたいなものもあろうかと思います。
ここでお伺いしたいのは、今後、スポーツにおいて一層多様性が増す中で新たなスポーツの普及に向けての手順というかスキーム、御答弁でも幾らか回答いただきましたけれども、その辺の見解について、どういったスキームを持って取り組まれるか、もう少し詳しくお伺いできればというふうに思います。
26 ◯議長(高瀬博文君)
重松生涯
学習担当部長。
27 ◯教育部生涯
学習担当部長(重松紀行君)
新たなスポーツについての取組ということでございますけれども、まず新たなスポーツにつきましては、
スポーツ協会の役員の方やスポーツ推進員、スポーツ少年団の指導者、そういった方たちから機会あるごとに、
オリンピック等の話題を通して情報の収集には努めているところでございます。
先ほど議員もおっしゃいましたけれども、
オリンピック・パラリンピックには、時代の変化に応じまして毎回新しい競技が追加されております。
日本人選手の活躍などによりまして
オリンピック後に関心が高まって、その競技を実際に体験したいと考える方がいらっしゃいます。新たな競技を普及して、それから振興していくということはとても大切であるということは十分認識しております。
ただ、
ボルダリングもそうなんですけれども、一定のスペースを確保して施設を整備する、それから人材を配置するということになりますと、一時的な利用ではなく、継続して長く利用していただけるかどうかという検討も必要というふうに考えております。また、中心となる愛好者や指導者という方がいらっしゃるかどうかというのも非常に大切ではないかというふうに考えております。
それから、
ボルダリングにつきましては、今現在愛好者等もちょっと私ども捉え切れていない部分がありますので、まずは、チャレンジ教室ですとかそういった教室の中でそういったものをできるのかどうかというのを
指定管理者と相談させていただきたいと考えておりますので、大人ですとか高齢者、それから障がいのある方への振興については、今のところ難しいのかなというふうに考えているところでございます。
そういった中で、
教育委員会といたしましては、こういった子どもから高齢者、それから体に障がいのある方でも誰もが気軽に取り組める共生社会にふさわしいような競技としてはボッチャというものもございます。そういった皆さんが手軽にできるようなスポーツについてまずは振興していきたいというふうに考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
以上でございます。
28 ◯議長(高瀬博文君)
新村議員。
29 ◯18番(新村裕司君)
ありがとうございます。近年の本町のスポーツの状況を申しますと、サッカーにおいて、トップチームとの連携という話もありました。また、スカッシュ場の確保ができたこと、あるいは総合型地域スポーツクラブも設立された、そういったことが明るい話題になっているのかなというふうに思います。今お話にありましたパラスポーツのボッチャという動きもありますし、最近ではeスポーツと言われるような、テレビゲームのことなんだろうかと思うんですけれども、そういったことも浸透してきて、イベントなんかもあったりするようであります。
町の総合計画においても、目指す方向として、スポーツ分野では「誰もが気軽に参加できるスポーツ活動機会の拡充」という文言から始まっております。ぜひその点踏まえていただきまして、御答弁にもありましたように、
スポーツ協会のほうと連携しながら進めていっていただければと思います。
ボルダリングの話に戻りますけれども、私も実際に体験させてもらいました。昔、牧場のタワーサイロ、シーズンになったら何回も上ったり降りたりした経験はあるんですけれども、
ボルダリングは初めてだったんですけれども、初級レベルからレベル10まで一つの壁にあったんですけれども、とりあえずレベル5まではできたんですけれども、その先はなかなか難しいのかなという感じでした。10分程度させてもらったんですけれども、体の中から自然と熱くなってくるものが感じられました。
ボルダリングウォールっていろいろあるかと思うんですけれども、ホールドが色彩豊かでポップなデザインのものも多く、そういったことも特に子どもたちの発育にとって楽しい場所という感覚があるのではないのかなというふうに感じています。本来はアウトドアから派生したスポーツ、実際にはインドアで行われるケースが多いかと思いますけれども、室内の一つの
ボルダリングの壁に非常に広大な世界があるのかなというふうにも感じております。
町のスポーツ振興策に新たなスタンダードとなり得る
ボルダリングをぜひ取り入れていただければと思いますけれども、今日の御答弁で振興策として一歩進めていただけるということですので、感謝したいと思いますし、今後に向けて期待したいというふうに思います。
ボルダリングがもう少し活発に普及されて、町内のあらゆる世代、世代を問わないコミュニケーションの機会が増大して心身ともに豊かで健康な町民が一層増えていくことを願いまして質問を締めくくります。ありがとうございます。
30 ◯議長(高瀬博文君)
以上で、
新村裕司議員の質問を終わります。
休憩(午前10時39分)
31 ◯議長(高瀬博文君)
休憩をいたします。10分程度。
再開(午前10時50分)
32 ◯議長(高瀬博文君)
休憩前に引き続き、会議を開きます。
一般質問を続行します。
不破尚美議員、登壇願います。
33 ◯11番(不破尚美さん)〔登壇〕
通告に従いまして、3歳児健診における弱視の早期発見について質問いたします。
弱視は、子どもの50人に1人いると言われています。もともと人間は生まれたときからはっきりと物が見えているのではなく、生まれた後に外界からの適切な視覚刺激を受けることによって発達します。0歳では0.1ぐらいの視力しかなく、3歳頃までに急速に発達し、6歳から8歳頃には視力が完成すると言われています。
満3歳から3歳半頃に異常を発見し、治療を継続することができれば、6歳までにほとんどの人が0.8以上の視力になり、学校生活で問題がない状態にすることができます。4歳以上の発見では小学校の中高学年まで治療が継続されるため、就学後は通院が難しく、治療を中断してしまう場合もあります。また、疫学研究では、弱視を片目に有する者がもう片方の目の視力障がいになったときに、同じ仕事を続けられる割合はわずかに35%、高齢になって両眼の視力障がいに陥る率が正常者の約2倍高いことも示されています。
3歳児健診は母子保健法で定められ、国が各自治体に実施を義務付けておりますが、その目的に、「視覚、聴覚、運動、発達等の心身障がい、その他疾病及び異常を早期に発見し、適切な指導を行い、心身障がいの進行を未然に防止する」とあります。一方で、実施内容は各自治体に任されているため、視覚検査においても各自治体で検査項目や方法が統一されておらず、検査精度には全国的にばらつきがあるのが現状です。
視力検査は自覚的な要素が大きく、とくに小さなお子さんでは上手にできないこともあるため、弱視が見逃されてしまうことがあります。視力の発達する時期は幼児期に限られており、適切な時期に異常を発見し治療につなげていくことが必要だと考えますが、町の見解を伺います。
1点目、本町における3歳児健診の受診者数、視力検査での精密検査該当者数、弱視診断数の実態について町の認識は。
2点目、平成29年4月に国から通知された「3歳児健康診査における視力検査の実施について」では、適切な実施に向けて各都道府県が助言等の支援をするよう記載されている。これを受けて、また、従来より本町では弱視発見率向上のための取組をどのようにしているのか。
3点目、弱視の危険因子となる斜視及び屈折異常をスクリーニングするための屈折検査の専用検査機器、スポットビジョンスクリーナーについて、町の認識と導入予定について伺います。
以上、御答弁よろしくお願いいたします。
34 ◯議長(高瀬博文君)
答弁を求めます。
小野信次町長。
35 ◯町長(小野信次君)〔登壇〕
3歳児健診における弱視の早期発見についての御質問にお答えをいたします。
はじめに、1点目の本町における3歳児健診の実態と町の認識についてでありますが、子どもの目の機能は生後発達を続け、6歳までにほぼ完了いたしますが、遠視、近視、乱視などの強い屈折異常や斜視がある場合は、適切な治療を受けないと、眼鏡やコンタクトレンズでは矯正できない弱視になると言われております。また、全国における弱視の有病率は2%で、治療可能な感受性期と言われる6歳から8歳までに早期発見、早期治療を行うことが重要であると認識しております。
3歳児健診における視力検査は、輪の切れ目を見つける方法か、絵視標と呼ばれる動物などの身近なものの絵が描かれたカードを使う方法のいずれかが主流であり、本町では、より幼い時期から検査が可能な絵視標を使用しております。事前に保護者にアンケートと視力検査セットを郵送し、御家庭で検査を行っていただき、健診時に検査結果を踏まえて、医師の診察や保健師の問診により診断しております。
検査の実績につきましては、平成30年度が受診数339人に対し、視力精密検査数は14人、弱視診断数は3人、令和3年度が受診数287人に対し、視力精密検査数は9人、弱視診断数は5人、2年度が受診数351人に対し、視力精密検査数は10人、弱視診断数は4人となっており、弱視と診断されたお子さんにつきましては、いずれも眼科医による治療を開始しております。
本町での過去3年間の弱視発見率は0.9%から1.7%で、全国における弱視の有病率の2%と比較すると低い状況にはありますが、帯広盲学校や本町の弱視学級に通学されているお子さんはいるものの、弱視等の視覚障がいで身体障害者手帳を保持している18歳以下の方は現在いないことから、これまでの視力検査は早期発見、早期治療に一定程度の役割を果たしているものと考えております。
次に、2点目の本町での弱視発見率向上のための取組についてでありますが、本町におきましては、自宅で適切に視力検査を実施することができなかったお子さんに対して、従来から、再度健診会場で担当職員による検査を行い、実施率の向上に努めているほか、検査で精密検査の基準に該当した場合や健診会場でも検査を実施できなかった場合には、保護者に対し医療機関での受診を勧めるとともに、精密検査結果の確認を行い、視覚異常の早期発見に努めております。
また、平成29年4月7日付で国から発出された「3歳児健康診査における視力検査の実施について」の通知を受け、令和元年度からは帯広盲学校と年1回の情報交換や視力検査に関する研修を行うなど、担当職員の質の向上に努めております。
最後に、3点目の屈折検査の専用機器であるスポットビジョンスクリーナーについての町の認識と導入についてでありますが、日本眼科学会や日本小児眼科学会は、幼児の視力検査の精度を上げるためには、現在の視力検査と併せて他覚的な屈折検査の実施が必須であるとして、本年7月に国に対し、3歳児健診における屈折検査機器導入に係る予算措置を求める要望書を提出したほか、本年11月には、自治体に対しても屈折検査機器導入の要望書を提出いたしました。国では、来年度から各自治体の屈折検査機器の購入に対する補助制度の創設が予定されております。
本年5月現在の全国の自治体における屈折検査機器導入率は28.4%でありますが、道内の導入状況は、旭川市、苫小牧市などの一部の自治体にとどまり、導入率は約6%程度と低い状況にあるため、来年度から開始予定の新たな補助制度により、今後各自治体における屈折検査機器の導入が検討されるものと認識をしております。
この機器は数秒間注視するだけで検査ができるため、発達の遅れなどで検査が難しいお子さんも検査が可能となり、既に導入済みの自治体では視力の精密検査率及び弱視発見率が導入前の2倍となったとの報告もあることから、更なる弱視の発見と未然防止につながるものと考えております。
町といたしましても、屈折検査機器を導入することは、子どもの目の異常を早期に発見し、視力の健全な発育を図るために有効であると認識をしていることから、先進的な自治体の実施状況なども参考にしながら検討してまいりたいと考えておりますので、御理解をいただきたいと存じます。
以上、答弁とさせていただきます。
訂正をさせていただきます。「令和元年度」と申し上げるところを「令和元年度」と申し上げておりませんでしたが、「令和元年度が受診数287人」ということで訂正をさせていただきます。お詫びを申し上げます。ありがとうございました。
36 ◯議長(高瀬博文君)
答弁が終わりました。
不破議員。
37 ◯11番(不破尚美さん)
答弁ありがとうございました。おおむね町の認識と共通していると思いました。その上で再質問させていただきます。
まず、本町における3歳児検診の受診者数、視力検査での精密検査該当者数、弱視診断数の実態についてお聞きしました。北海道の調査では、1年間に弱視と判断される3歳時は約50名程度、全体の1から2%が該当するという結果が出ております。本町におきましても過去3年の状況について答弁いただきました。平成30年は339人中3人、令和元年は287人中5人、令和2年は351人中4人ということで、3歳児健診で音更町でも1%から2%のお子さんが弱視と判断されているというのが現状だという答弁をいただきました。
これまで私自身の経験も含めて3歳児健診の視力検査は、保護者がお子さんの目に関することをアンケートに記入し、御家庭でお子さんに絵のカードや絵本を見せたりして視力検査を行い、その結果を保健師さんに報告するという流れだと認識しております。現在も、答弁の中にありました、そのような流れで行われているということです。
また、この3歳児健診においての視力検査の受診率というのはどのようになっているかお伺いします。
38 ◯議長(高瀬博文君)
佐藤保健課長。
39 ◯保健課長(佐藤真由美さん)
3歳児健診の視力検査の中での受診率というお話ですけれども、過去3年間、検査不能という方がいらっしゃいまして、検査できていない方がいます。平成30年度が13人、令和元年度が7人、令和2年度が12人となっております。この方たちはどうしてできないかといいますと、主に知的な障がいですとか、言葉で対応していかなければならない検査ですので、その辺で、じっとしていられないとか発達障がいがあったりとか、そういうお子さんの事情によって検査が難しいという方たちがほとんどであります。
この方たちについては、もう少し大きくなったときに再度おうちでやっていただいて、結果をこちらに教えていただくというやり方と、あと、それでも難しい方については眼科医の受診を勧奨しているという現状です。
以上です。
40 ◯議長(高瀬博文君)
不破議員。
41 ◯11番(不破尚美さん)
受診率について分かりました。
この視力検査の方法なんですが、保護者が家庭で行い、結果を報告するという流れということで、今、検査不能という方たちも、もう一度大きくなってから家庭で調べるという形になるということでした。3歳児というと、ようやく少しずつ言葉に表現できるようになってくる頃ですので、うまくできなかったり低い数値が出たとしても、保護者は、ふだん全く症状がないから、きっとうまく答えられなかっただけだろうと思っていることがあります。
幼児は視力が0.3程度あれば不自由なく生活できるので、見えにくさを自覚せず、気づかないこともあり、家庭での視力検査と問診だけではほとんどの弱視を見逃してしまう可能性があります。こうした視力検査は弱視発見率向上の方策として本当に適切で有効とお考えでしょうか。町としてどう判断されているかお聞きします。
また、受診率ですが、ほぼ全員受けられているということですけれども、万が一受けられていない方の対策、今眼科を勧めるですとか、大きくなってからもう一度行うということもお伺いしましたけれども、しっかりと対策をされているのかどうかお伺いいたします。
42 ◯議長(高瀬博文君)
堀田保健福祉部長。
43 ◯保健福祉部長(堀田 昇君)
今、検査について、今の検査方法が有効かどうかということであります。まずその件につきましては、答弁にもありますとおり、身体障害者手帳、視力障がいという方が18歳未満では今いらっしゃらない状況にあります。それから、盲学校に通われている子どもさん、今お2人いらっしゃるんですけれども、それから町内の学校で、弱視というか、そういったお子さんもいらっしゃいます。そういったお子さんにつきましては、ほかの障がいと合併というか、そういったことで弱視があってそういう盲学校とかで通われているということで、今の検査体制では、その方法については一定の効果がもたらされているのかなというふうに考えております。
それから、先ほど課長からも申し上げたとおり、どうしても障がいがあったりとか子どもさんの発達状況によって検査ができないというお子さんについては、発達の状況を見たりとか、それから専門の眼科医に直接受診を促したりということでお願いしているということで、ある程度フォローはしていけているのかなというふうに考えております。
以上であります。
44 ◯議長(高瀬博文君)
不破議員。
45 ◯11番(不破尚美さん)
町としては一定の効果があるということで進めているという御答弁をいただきました。
弱視の目は生まれてからずっと物を見ていないか、あるいはピンぼけの状態で過ごしています。両目が弱視の場合は、テレビを極端に近づいて見たり、目を細めて見たりすることがあります。片目の弱視の場合は、よいほうの目を隠すととても嫌がったりすることがありますが、症状が何もなく、周囲が全く気がつかない場合がほとんどです。このようなことからも、弱視の発見は3歳児健診が本当に大きなポイントになってくるのではないかと考えます。
2点目の質問なんですが、適切な視力検査の実施に向けて平成29年4月に国から3歳児健康診査における視力検査の実施について通知され、北海道からも助言等の支援があったと思います。その中身は4点ありますが、まず保護者に対して、3歳児健診において異常が見逃されると治療が遅れ、十分な視力が得られないことを周知すること、2点目、家庭での視力検査ができなかったお子さんに対しては、必ず3歳児健診の会場において視力検査を実施すること、3点目、家庭での視力検査で0.5が見えなかった場合及び視力検査を実施できなかった場合は眼科医療機関の受診を勧めること、4点目、眼科医療機関受診を勧めた場合には結果について保護者に確認をすることという四つの内容になっています。
本町におきましてもそのような取組を弱視発見率向上のために取り組んでおられるというお答えをいただいております。特に保護者に対しての周知の部分で、視力検査のお知らせを分かりやすくするなど、家庭での視力検査の精度向上を進める必要があると思います。そして、精密検査該当者に対してのフォローアップの精度向上も重要だと思います。
これまで行っている視力検査で一定の効果を得られているということでしたので、これからもしっかりやっていただきたいと思うんですけれども、さらに、平成10年から4年ごとに行われている日本眼科医会全国アンケートでも、眼科の未受診率が35%前後であり、健診で異常を指摘されても、眼科を受診しなければ弱視を見逃してしまいます。
受診をしなかった理由として、見え方が問題ないようだったからとか仕事が忙しかったからなどの報告もあります。実際に、私も周りの保護者の方に話を伺ったところ、視覚発達にタイムリミットがあることを知らない、弱視や斜視について知らないなど、緊急性を感じることなく、すぐに眼科を受診しても意味がないと思ってしまう間違った認識を持っている傾向もあるようですので、保護者に眼科受診の重要性をさらに周知、啓発する必要があると思います。
実際に精密検査該当者には眼科の紹介をしていると思いますが、眼科を受診したかどうかの確認等はきちんと取れているのかどうかお伺いします。
46 ◯議長(高瀬博文君)
佐藤保健課長。
47 ◯保健課長(佐藤真由美さん)
今精密検査のお話がありました。確かに議員のおっしゃるように、精密検査を受けて要受診というふうになったとしても、行かないとやっぱり意味がないということで私たちも認識しております。そこで私どもは、精密検査を受けて、先生から結果が戻ってくるような仕組みになっているんですけれども、それが戻ってこない方について、精密検査を受けましたかということで再度電話等で御確認を必ずさせていただいております。その中でまた、まだしていないという方がいらっしゃいましたら、先ほども出ましたけれども、視力というのは発達に段階があって、期限があるということもお伝えしながら受診を勧めております。
以上です。
48 ◯議長(高瀬博文君)
不破議員。
49 ◯11番(不破尚美さん)
受診の確認もしっかりされているということでした。
保護者の方に眼科受診の重要性を認識してもらうためには、やはりデータの見える化というのが有効だと思います。そこで有効なのがスポットビジョンスクリーナーという弱視の危険因子となる斜視及び屈折異常をスクリーニングする専用機器であります。これは3問目の再質問になるんですが、答弁の中にもありました、御存じのように道内では6年ほど前から苫小牧市、旭川市、江別市、鶴居村などで導入されてきております。昨年私も帯広盲学校でこの検査機器の説明会の開催時に出向きまして、実際に使わせていただきました。従来の屈折検査に比べて短時間で検査を終えることができる、操作が簡単で、研修を受ければ誰でも使用できる、持ち運びもできて、データをその場でプリントアウトすることができるというもので、弱視の早期発見、早期治療に結びつけることができると思いました。
答弁の中にもありました、厚生労働省では来年度、2022年にこの検査機器の補助制度を創設するという動きもあり、既に近隣の市町村でも検討されているという情報もあります。ぜひ本町においても進めていただきたいと思います。早期発見、早期治療で弱視を見逃すことのないよう、就学してからの学校生活が困らないように、新年度より、3歳児健診における弱視早期発見策として有効である屈折専用検査機器の導入を積極的に図られるよう要望いたしまして、町の見解をお伺いし、私の質問を終わりたいと思います。
50 ◯議長(高瀬博文君)
小野町長。
51 ◯町長(小野信次君)
今、不破議員さんから3歳児健診における弱視の早期発見という項目で挙げていただきましたけれども、これは、皆さんも御存じのように、今どこの町も今定例会が開かれているわけですけれども、不破議員をはじめ他の自治体の中でも、この問題を一般質問に取り上げられているという町もございます。
併せて、厚生労働省が来年に向けてというお話ありますけれども、私たちは、今不破議員からお話しいただきました。3歳児健診というのは、誰もが当たり前のように思っている中ででも見過ごされてしまうと。これが、今不破議員から御紹介いただきましたように弱視の問題、これは、相手が子どもというゆえに、その表現力が3歳児といってもそう簡単に持っているわけでないという中で、もちろん医療の中の眼科もそうでありますけれども、こうして行政が3歳児健診を行うときに、より確実にそのことをしっかりと見てあげるという中では、当然今おっしゃっていただいたような準備はしていくことが最大限大切だろうというふうに思っています。
そういった中で、今最後にというお話でありますけれども、屈折検査の専用検査機器ということでのお話だと思いますけれども、以前からそういった意味では、今、課長のほうからもお話ありましたが、私たちもとても大切なことだと思っている上で、このことについては、さきの答弁でも申し上げさせていただきましたけれども、しっかりと検討させていただきたいということを申し上げさせていただきましたが、改めてその件に関しては、また言葉として、今日のこの一般質問を受けて音更町としてもしっかりと検討させていただくということを私からもお話をさせていただいて最後の答弁とさせていただきます。
またいろんな意味で、このことに限らず、幼少期にあるそのものの大切さということを披瀝をいただきました。どうか今後ともそういった意味で、またこのことも踏まえて、さらにまたいろんな意味で御指導いただければというふうに思ってございます。改めて感謝申し上げて答弁にかえさせていただきます。ありがとうございました。
52 ◯議長(高瀬博文君)
以上で、不破尚美議員の質問を終わります。
休憩(午前11時20分)
53 ◯議長(高瀬博文君)
休憩をいたします。10分程度。
再開(午前11時31分)
54 ◯議長(高瀬博文君)
休憩前に引き続き、会議を開きます。
一般質問を続行します。